こんなのありえない日常

ひとりごと。なんでも書きます。

1人でトンカツを頬張る女

意外性に恋してる。
自分の中で、意外性、ギャップを感じる行為が大好きだ。
そのためには、容姿のレベルをいい段階に保っていないといけないのだけれど。

***
1人でトンカツを、カウンターで食べた。
店内の客に女はわたし1人。
トンカツとキャベツとみそ汁とご飯がついて500円、なかなかのお買い得感に満足だった。
ここ最近、彼の事ばかり考えていて、自分というものを完全に見失っていた。
隣に韓国人の男が座ってきて、その隣が1人のおばあちゃん。
ブツブツ独り言を話していて、わたしはそのおばあちゃんに話しかけた。
ありがとう、ありがとうとめちゃくちゃ感謝された。
もっと話したいくらいだった。
ここはファンキータウン。
何が起こるのか、何を起こすのか。
あー本当に楽しい。
ありがとうと言われた事も嬉しいし、1人でのびのびとトンカツを食べられた事が。
わたしはたくさんの人を幸せにすることはできないけれど、目の前の人を幸せにする事だけに注力する。そんな事を考えさせたられた。
だからこそ、わたしの事をこんなにも好きになってくれた彼の事を大切にしないといけないし、幸せにしないといけない。
わたしが彼を幸せにする。
幸せにして、なんて思わない。
だって、好きになってくれただけで、わたしは十分幸せだから。
毎日毎日こんな事ばっかり考えて、1人の男の人の事をこんなに好きになった事今までになかった。
出会い方はわたしが理想とするものじゃなかったけれど、付き合うってそういうものだよね。
付き合い方よりも、その後どうするかっていう。

***
人には色々な事情がある。
結局わたしは、こんなに綺麗な人がトンカツを1人で食べてるよ、っていう構図が欲しいだけなのだろう。
そうやって、そんな事までして人からの注目を集めたいものか。
もっともっと美人な人は世の中にいるし、自然と注目を集めてしまう人はいる。
自分を、自分が思っているよりも下のレベルに落とし込んで、それでその中での上を目指す事でしか自分を保つ事が出来ないなんて、悲しい人間のやる事だよね。

そうじゃなくて。

***
1日2万字とかどうやったら書けるの?
千字書くだけでも精一杯なのだけど。
というかまだいってないしね。
自分という信念を持って。

あの駅へ向かうのは

恋をするとこんなにも人は弱く、欲張りになるものなのか。
コイスルオトメという年齢でもない。
むしろ、子ども産んでお母さんしてる人もたくさんいるのに、わたしはいつまでこんな、バーチャルな、空想上の世界に浮かれているのだろう。

もう彼以外の男の人が目に入らない。今この世に存在している彼以外のすべて男の人が、本当にどうでもいい。
街でいちゃつくカップルをみては、こんな恥ずかしいことよく外でできるよなぁ、厚顔無恥で同じ人間という事が恥ずかしい、こんな不細工な彼女でお前は満足か?こんなきったない彼氏でお前は満足か?と問いただしていたわたしが、今まさに同じ事をして浮かれている。

彼は同じ気持ちでいてくれているのだろうか。
この幸せはいつまで続くのだろうか。
こんな気持ち悪い事を考えていると知ったら、彼はどう思うのだろうか。
わたしの脳みそを解剖してみてみたら、何が出てくるのだろうか、どういった思考回路になっているのか。

恋人と過ごす甘い日々というのを、この年までわたしは知らなかった。
知らなくてよかったのかもしれない。
だからこそ、今になって、この甘美な時間をたっぷりと味わう事ができる。
初恋のようなドキドキはないけれど、カイロのような、ずっとずっとじんわりとした温かい気持ちに包まれている。
この温もりがずっと続きますように。
そこに存在している空気さえもピンク色に包まれているこの幸せな今が、ずっと続きますように。

物理のエッセンス

優しいね、頼りになるね、男らしいね、思いやりがあるね、気が効くね、働き者だね、頑張り屋さんだね、しっかりしてるね、努力家だね、面倒見がいいね

確かにね。
こんなセリフ、恥ずかしくて言えない。というかまず、名前呼ぶ事すら恥ずかしいくらいなんだもん。

最近のわたしは、彼に出会う以前よりも頭の中がおかしくなって、本当に分裂病患者なんじゃないかっていうくらい自己というものがよくわからなくなっている。
冷静さを取り戻せ、わたし。

彼の事を好き過ぎて辛いとか考えている暇があったら、彼の事をもっと冷静に分析して、自分好みの男にもっともっと育てていこう。
幸運な事に、彼はわたしが好きな男性の土台を持ってくれている。
なんて幸せな事だろう。
だから、あとはわたしの料理次第なのだから、自分の容姿のレベルを下げない事とエッセンス。
物理のエッセンスは全然わからなかったけれど、この恋の、結婚のエッセンスは使いこなしてみせる。

いい意味でアリエナイ

彼氏とそうなった。
もう本当にどうしたものか。

頭の中がふわふわして、分裂状態。
片思い中の男性は分裂病患者、というのをどこかでみた。
女ですがわたしも分裂病患者状態なのですが。

自分から連絡したいけれど怖い。
彼はまた会ってくれるのかどうか。
あれっきりで終わってしまうのではないか、捨てられるのではないかという不安。

***
あんなに頭が良くて、かっこ良くてわたしには本当に申し分ない人であるけれど、不思議なところは、すごく単純でやっぱり「男」だな、と思う。
男って本当に馬鹿なんだろうな、と思うし、ストレスに弱い生き物なのだろう。

その分女は女優なのだろう。
わたしが彼に出来ることといえば、自信をつけさせてあげる事。
それくらいしないと、できないと、女じゃない。


恋愛経験が乏しい女は、何もかもが気持ち悪い。

こんなにも会いたいと思うなんて、わたしはどうかしてしまったのだろうか。

恋愛がしたいわけじゃなかったのに。
すごく打算的な、ただただ安定した暮らしを手に入れるための、子どもを作るための結婚がしたかったはずなのに。

友だちと会っていても、彼のことばかり考えてしまうし、何をしていても頭の中が彼の事ばかり。

誰か他人にこんなに心揺さぶられるなんて、こんな自分が恥ずかしいし醜い。
可愛いと思えない。素直に喜べない。

恋愛中毒な女の子ってこんな感じなのかなぁ。今までにない感覚なので感情のコントロールができない。

彼の事が好き過ぎて辛い。
どうしようもなく好きだ。

本当にどうしようか。
このままじゃ自分を見失うばかりだ。
もうこれ以上近づきたくない。
正気を取り戻したい。

彼がいなかった今までの、何事もない悶々とした日々に戻りたいのか。

呼ばれたらホイホイと、前の職場がある土地まで行ってるし。

わたしはせっかく都会に引っ越してきたのに、結局はまた、田舎の大型店があるあの場所へ戻っていることになる。

何かあの土地に因縁があるのだろうか。

嫌いじゃないよ、とてもいい場所だった。居心地も良かった。

けれど、戻ってしまったら本山さんみたいになってしまって、結局はまた同じことの繰り返しなのだろう。
離れているから戻ってもいいという気分になっているけれど、戻ったら戻ったで、絶対にまた逃げ出したくなる。

あーあ。
もっと考えることがあるでしょう。

***
とりあえず、そんなに深く考えないでおこう。

わたしと付き合ってくれる事を感謝して。
それだけで十分じゃないか。
彼には何も問題はない。
問題なのはわたしだ。わたしが気持ち悪いんだ。

本当はわたしからも好きになれるなんて、本当に稀な存在なのだから大切にしたいし、もっとずっと一緒にいたい。

そうよ、今まで浮いた話もなかったのは、わたしの心が閉じていたからでしょ。

少しずつ、彼によって開けられようとしているのだから。

このまま普通のキュートな女の子になりたい。
彼ならわたしを変えてくれる気がする。
絶対に変わってみせる。






喜び方がうまい女

ある女性に、年上の先輩に誕生日プレゼントを渡した。

そしたら、自分の想像以上というかビックリするくらいの反応をしてくれて、めちゃめちゃ喜んでくれた。

正味2〜3千円のおもちゃみたいなものなのに。そこまで喜ぶか?!ぐらいの、これでもかってくらい褒めてくれた。

これってすごく気分いいなー。

ちょっと大袈裟に思うけれども、悪い気はしない。むしろ嬉しい。
たとえ嘘だったとしても、そんなのどうでもいい。
こんなに喜んでもらえるなら、した甲斐がある。

彼女によってわたしも大きな気づきを得た。
わたしにはこれが足りない。

こんなに喜んでくれるのならば、また何かしたい、そんな風に心底思った。

明日、わたしも可愛く大袈裟くらい、喜びを伝えてみよう。

女は女優なのだから。

ずっと頭の中で

本当に単純で馬鹿な女だ。
昨日の唇の感覚が忘れられなくて。
「もう一回」おねだりまでしてしまった。

ああ、もう本当に単純。
頭の中性欲しかないのか?わたし。
こんな自分が気持ち悪いけれども、もっとして欲しかった。帰りたくなかった。
彼のことを好きになってしまう。
次の難関はこの裸体を晒すことにある。
今度こそ本当に引かれたらどうしよう。

でも、彼なら受け入れてくれるような気がする。
そんな自信もあったり。
最初はあんなに苦痛で、もし付き合うことになったらどうしようという恐怖すらあったのに、会えば会うほど好きになってしまう。

でも、どうしてだろう。
どうしてわたしなんだろう?
わたしでいいのか。手近にいた女だから?そんな気がしてならない。
あんなハイスペな男の人がなんでわたしなんかと付き合いたかったのだろう。
謎過ぎる。
本当は既婚者なんじゃないかとか、ゲイなんじゃないかとか、すごく変わった性癖を持っているんじゃないかとか、酒乱なんじゃないかとか。
色々と勘繰ってしまう、本当は聞きたいことが多過ぎる。
今の段階で素の自分をどれだけ出しているかと言われたら、10%にも満たないだろう、こんな、本当の気持ち悪いわたしを知ったら、彼が離れていくのではないかと思うと不安過ぎて。


そんな事どうだっていいじゃないか。
もう少し、この余韻に浸っていたい。
彼に見合う女になりたい。
彼を癒したい。
もっと自分を磨こう。