好きだからこそ、どうしてもいじわるしたくなる。
性格が悪いと言われたらそれまでであるが、自分の中では遅れてきた反抗期とでも言おうか、小学生男子の精神と言おうか。
彼はそのいじわるをとても嫌がる。
だからそれがまた面白くて。
こんな幸せな日々がずっと続きますように。
彼がいる幸せを噛みしめる。
***
彼が、あんな風に思ってくれていたなんて本当に驚いた。かなり衝撃だった。
ああみえて、彼も彼なりに心配しているのかもしれない。
自分が嫌われる事、私が離れる事。
彼はいつも、わたしのレベルに合わせてくれている。
その気持ちはすごく嬉しいのだけれど、惨めになる。
彼なら、わたしなんかよりもっといい女性と出会えるはずなのに。どうして?
そんな気持ちで不安になって、わたしが残してした僅かな光さえも蝕まれる。
わたしからアクションを起こす事は今のところないと思う。
今のところ、という含みを一応もたせて。