こんなのありえない日常

ひとりごと。なんでも書きます。

この駅で降りる人の見極め力は

2週間ぶりに彼に会う。
すっかりわたしは彼に惚れている。
もうそれは、ほんとうに、少女のように彼に惚れている。
そんな自分を認めるのが怖くて。
わたしは予防線を張ってでしか生きることが出来ないから。
彼にも悟られたくない。もっともっと、わたしという存在を追い続けていてほしい。

***
同じ駅で席に着いた、秋を感じされるような茶系のチェックシャツをお召しになったおじ様とバッチリと目が合い少々の気まずさはあるけれど、わたしは終点の駅まで行かなければならないので座らせてもらいました。ごめんね、労働者の皆様。
わたしはまだ、何者でもないのに図々しく座ってしまって。
目の前に座っていらっしゃるご婦人、脚をこんなにも広げて座って。
そのような恥じらいを無くしてしまうような大人にはなりたくない。
いつまでも恥じらいを忘れないような女でいたい。

***
1日2千字の文章を書くということは並大抵ではない。
千文字ですら到達しそうにない。