こんなのありえない日常

ひとりごと。なんでも書きます。

長年連れ添ってきた同士に別れを告げてまで、わたしは結婚したいのか

GW後半戦、街に出かけて母の日のプレゼントでも探しに行こうかと思ったのに、結局ゴロゴロとしてただけの休日。

化粧もせず、着替えもせず。

未だに上下スウェットで、これは確か高校生の修学旅行の時に着るために買ったユニクロのスウェットだ、だから見事に毛玉だらけだけれど、あれから一生着ている。

ああ、やらないといけないことは山積みなのに、なにもやる気がなくて、片膝立ててパソコンに向かっている。

実際の海でするサーフィンなんてしたことないけれど、ネットの海に漂ってかれこれ十数年。

何年海に出たところで未だにどこにも辿りつけていない。

 

洗濯ものをたたむのが億劫過ぎて。机の横に置いているゴミをゴミ箱に捨てることすら億劫で。

トイレに行くことすらできず、Peeを我慢する始末。

何も着古しているのはスウェットだけではない。

中学生か高校生くらいから着ている、パンツやブラ。

さすがにこれにはちょっとひくけれど。いや、ドン引きだな。

わたしの肌にかれこれ10年以上触れているんだよ、君たちは。

わたしにオトナの女性の魅力が、この10年で出来ましたか?

わたしはちゃんと、カワイイ少女から、綺麗なお姉さんになれてますか?

 

昨日の彼は、こんなわたしを知ったら、本当のわたしを知ったら、どう思うのだろう。

くたくたの下着だけでなく、なにかの日の為に新調した、ほとんど出番がない勝負下着たちもいる。

キョどりながらも、あるのかないのかわからない申し訳程度についている胸を晒して、お店のお姉さんがわたしに密着して背中や脇に流れてしまった胸を一生懸命かき集めてくれて買った、ぶかぶかのDカップのブラと、Tバック。

もし彼とそういう事になりそうになったなら、わたしは迷わずこちらを身につけていくだろう。

わたしって、どれだけひどい人間なのだろう。

10年選手のパンツとブラを、彼が知ることはない。絶対にない。

遥かずっとずっと前に出会っていて、わたしの恥部を長いこと守ってきてくれたのに、そんな同士ともいえる存在を差し置いて、彼に会う時はまだクローゼットに加わって間もない新しい下着で会うのだろう。

そうやって自分を偽ってまで、結婚したいのか、わたしは。

こんなわたしが、結婚できるのだろうか。妻になり、母になり。

そんなこと、できるのだろうか。

というより先にわたしは結婚したいのだろうか。

付き合うことにもなってないのに、こんなことまで考えて。

 

 

とりあえず、ビリビリに破れていて、ほとんど黄ばんでいるこの10年選手たちに別れを告げようか。