こんなのありえない日常

ひとりごと。なんでも書きます。

わたしが生まれた日

今日のダーリン、泣けるなぁ。
本当それなんだよね。
日中はまだまだ暑いし、このまま夏が終わるなんて事、全然想像できないししたくないけれど、確実に秋の足音が聞こえてきていて。
夜なんかは夏じゃなくて、それは確実に秋の虫が鳴いていたりして。
そういうところ、どこかとても寂しい気持ちにさせられる毎年毎年。
そんな、夏の終わりかけの日にわたしは生まれた。

***
誕生日なんて、年々嬉しくもなんともない。
ただ、また1つ歳をとってしまっただけだ。
また1年、無駄に生きてしまった。
この年齢って、昔の自分からしたら相当大人で、キャリアウーマンになっているはずだった。
今のわたしはどうだ、もう少しで働くけれど、キャリアウーマンとは程遠い。
わたしの誕生日を心からめでたいと思ってくれている人は、世の中に何人いるのだろう。
父母は喜んでくれているのかな?わたしが生まれた事。
彼氏も、昨日今日出会ったようなわたしだけれど、どう思っているのだろう。
そんな事考えたところで仕方がないのに。
だからわたしは根が暗いのだ。

***
Facebookを今更初めてみて、それは友人と呼んでもいいものかわからないくらいのレベルのかつての知人たちが、まだ当時の同じ仲間と集まって楽しそうにしていて。
わたしにはそんな青春なかったな。
羨ましいとは今回ばかりは全くもって思わないけれど。
そこでしか生きていない人たちにとってみれば、わたしの方が異端なのだろう。
彼女は1回出たはずなのに、むしろ彼女なんて東京に行ったのに。
東京なんかに行っていたら、わたしは楽し過ぎてたぶん一生田舎には戻れなくなっていたと思う。

***
雲が美味しそうだ。
夏ってやっぱり特別だ。
冬なんかよりも、ずっとずっと特別だ。
感謝と3回褒める事。
原点回帰、だね。

吉田沙保里選手

朝5時に起きて、決勝戦は観ようと思っていたのに、案の定というか寝坊をしてしまって、嫌な予感がしてテレビをつけると、そこにはマットの上で立ち上がる事が出来ない、かつての霊長類最強の女がいた。
ああ、負けたんだな。
まだ完全に起きていない頭でもわかる、その異様ともいえる光景から、わたしは朝からどんよりと重い気持ちにさせられた。

***
誰よりも強くて、しかし普段は誰よりも乙女で。
℃-uteのCD即売にも自腹でCD3枚買ってくれて、コンサートも出てくれて。
そんなお茶目な彼女、今までどれだけの苦悩があった事だろうか。
国を背負う、まさに言葉通りの重圧。
銀メダルだって、普通に考えて同じ日本人として誇らしいし、とてもすごい事で、本当に良くやった、おめでとうと言いたいくらいの素晴らしい結果だ。
けれど、彼女が口にした言葉は、

「ごめんなさい」
「取り返しのつかない事をしてしまった」

こんな言葉が出るなんて。
アスリートってすごい。
わたしは今までのほほんと生きてきて、競争が苦手で。
自分の小ささに震えが止まらなくて。
あんな小さなコミュニティーの中ですら1位になれた事がないから。
国を背負う、って想像する事が出来ない。
メンタルが確実にやられる。
いつもいつも逃げてばかりで、逃げる事しか出来なくて。
でも、吉田沙保里は逃げるなんてこと許されない。
真っ向勝負しか残されていない。
誰と戦わなくとも、こうやって生きてこれた事、ある意味有り難く思わなきゃいけないのかなー。

あんなにも熱くなれるものがあって羨ましい。
わたしはもう、何に対してもあんなにも真っ直ぐに熱くなれるものがない。
見つけようとも思わないし、見つかるとも思わない。
毎日をただ消費していっているだけ。
こんなつまらない人生、何のためにある?
ああ、話が脱線してきた。

***
わたしも見つけよう。
国を背負うまでいかなくとも、目の前の事にもっと真剣に向き合えば、自分の中での金メダルが見つかるかもしれない。
よし、うまいこと締めくくれた?

とりあえず、陳腐な言葉にはなるけれど、今吉田選手にかけたい言葉は、ありがとう。

この駅で降りる人の見極め力は

2週間ぶりに彼に会う。
すっかりわたしは彼に惚れている。
もうそれは、ほんとうに、少女のように彼に惚れている。
そんな自分を認めるのが怖くて。
わたしは予防線を張ってでしか生きることが出来ないから。
彼にも悟られたくない。もっともっと、わたしという存在を追い続けていてほしい。

***
同じ駅で席に着いた、秋を感じされるような茶系のチェックシャツをお召しになったおじ様とバッチリと目が合い少々の気まずさはあるけれど、わたしは終点の駅まで行かなければならないので座らせてもらいました。ごめんね、労働者の皆様。
わたしはまだ、何者でもないのに図々しく座ってしまって。
目の前に座っていらっしゃるご婦人、脚をこんなにも広げて座って。
そのような恥じらいを無くしてしまうような大人にはなりたくない。
いつまでも恥じらいを忘れないような女でいたい。

***
1日2千字の文章を書くということは並大抵ではない。
千文字ですら到達しそうにない。

誰も

ここにいる間に、誰もがわたしのことを忘れてしまう気がする。
彼と過ごした、7月、幻だったのかもしれない。
だよね、そんなわけないよね。
あんなに素敵な人にたくさんたくさん愛されて。
短い間だったけれど、わたしは男の人に本当の意味で愛されるという体験が出来て、これは去年の夏なんかよりも比べ物にならないくらいに幸せで。

***
そんなはずがない、他の人に取られる訳がない。
自分が1番愛されている。
そんなはずがない、わたしなんかの事を好きなはずがない。
ただの都合のいい女として使われている。
自分の中での葛藤。
わたしだから。わたしだからこそ、愛されている、そんな風に思えたら。
そういうところが真面目なんだよね。
努力できる環境、させてもらえる環境にいるのに、自分で何もできないでいる。
こうやって、愛されて生きてきたから、わたしはわたしになれた。
曲がらずに生きてこれた。

***
苦労なんてしてない。努力なんてしてない。
わたしは結局、何にもしていない。
文句だけ言うのは間違っていない?
今までの環境、巡り合った人々、全てに感謝しよう。

フードコートで寄り道ね

長年の夢が叶った。
フードコートで寄り道なんて、高校生で済ませとけよっていう話だけれど、苦節にじゅうぴー年、やっと先日叶った。

フードコートで、彼とたこ焼きを食べた。
そんな普通の当たり前の幸せが、本当に嬉しくて幸せで。
そこで、彼と彼の友だちしか知り得ない話をしてくれた。
そんな普通の、ごく普通の事だけれど、そんな幸せな日常にどっぷりと浸かって。
ああ、わたしは幸せだ。
日に日に彼の愛を感じる。

もっともっと、彼の話にいちいち反応しよう。
まだまだ思った事の感情を抑えてしまっている部分がある。
わたしが出来る事といったらそれくらいの事なのだから。

***
彼の愛を存分に感じながらも、彼に捨てられたら、最近はそんなことばかり考えている。
捨てられた時に傷つかなくてもいいように。
こんなに愛されているのに何が不満?
つくづく人間とは、めんどくさくて欲深い生き物だ。

22歳のあなたもキラキラ眩しくて

気が抜けるということ、同じ時を重ねるということ、本当に恐ろしいことだ。
言わなくてもいい事ばかりペラペラと口から溢れ出てきていて。
そんなわたしを彼はどう思ったのか。
ドン引きされそうな事、自ら話してこれで嫌われても仕方のない事であるけれど、わたしがもしこれで別れを告げられたのならば、あの時の事は絶対に後悔するだろう。

***
彼は知らない。
わたしのこんな姿を知らない。
わたしが今東京に来ていることも、今から夜行バスで帰ることも。
人間なんて、全てを知ってしまったら、おもしろくないと思う。
わたしも彼の全てを知りたいとは思わない。
と言ったら嘘になるけれど、でも知ってしまって嬉しいことなんて何もないし実際聞きたくないことも聞いてしまった。
それは、わたしが聞いたことが良くなかったのだけれど。
人間ってそういうもんだ。
少しの秘密をお互いに抱えていた方が緊張感をなくさなくて良い。

天涯孤独は彼のほうだ

出してすぐ帰るの嫌じゃない?
そんな事言ってくれるなんて。
それ、彼女なら当たり前なのかな?
自己評価低過ぎ?

わたしはヤるだけでも嬉しい。
わたしなんかに欲情してくれるだけで、それだけで幸せを感じられる。

***

彼にとってちょうどいい都合の良い女だったとしても。
愛されているから?愛しているから?
そんな、大袈裟なことじゃなく。
愚痴を聞くだけでも癒しになっているのかな?
わたしといる時は、わたしのことだけを考えてとか、そんな傲慢な発言してみたいけれどやっぱりわたしにはまだそんなこと出来なくて。
聞いてみたいけれど、聞きたくないことを聞いてみて、彼女は軽蔑して号泣してそれを受け入れられなかったみたいたけど。
わたしはどうしてなにも思わないのだろう。思わないようにしているだけ?
こんなことからですら、現実から逃げようと目を背けているだけ?

***
本当に聞きたいことはいつも聞くことなんて出来なくて。
だから、必死に考えたことを聞いてみるだけ。
あたまがわるいわたしには、そんな気遣いしかできなくて。

***
そんな感傷的になりながらも、わたしは東京へ向かう。
今年はもうありがたいことに、5回目の東京。
車窓から見る景色、隣に座ってきたサラリーマン、いつもより多い子ども連れ。
どれもどれも、地球が生まれて何億回目の夏にとってはどうでもよく、ありふれた光景。